間取りが3LDK以上の物件が永住型マンションと呼ばれています。賃貸住宅から分譲マンションへ、そして最後は一戸建てに住む、というのが日本人の理想とする住み替えのパターンでした。今の不況では、それもままなりません。そこで、マンションでの永住を望む人たちが増えてきました。「そうはいっても、子供には勉強部屋を与えてあげたい」と思うのが親心です。それを否定するつもりはありません。それなら、発想を転換すればいいのです。夫婦二人の生活を基盤にして、マンションを購入すればいいのではないでしょうか。2LDKのマンションを買い、子供の部屋が必要になるまでそこに住む。手狭になったら、貸し出し、自分たちは広めの賃貸マンションに住む。子供が独立した後は元のマンションに戻って二人で住む……。こういう軽やかなライフスタイルを実現できるはずです。生子供をつくらない」という夫婦も、将来両親を引き取ることになるかもしれません。臨機応変に対応できる環境を整えておくべきです。日本の人口は、2007年をピークにどんどん減っていきます。人口構成も変わっていき、中高年が多くなっていきます。世帯数は2010年までは増えるそうですが、そこから先は下り坂になるでしょう。すると、間取りの可変性が重要になってきます。今は3LDKが必要でも、夫婦だけになったら大きめの2LDKで充分です。貸すときも、3LDKや4LDKでは借り手がいないかもしれません。人口が減るにつれ、必要な部屋数も減っていくことを考慮しましょう。一般に永住型のマンションは、都心部から離れた、開発が進んでいる地域に建設されています。最寄り駅から徒歩皿分以上かかる物件もあります。確かに環境もよく、住み心地はいいでしょう。しかし、いざ売るか貸すかという状況になったときに、果たして入居者が見つかるかどうか。